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タコ足配線は危険?コンセントの正しい使い方
コンセントが抜けやすい原因の一つとして、タコ足配線が挙げられます。ここでは、タコ足配線の危険性と、コンセントの正しい使い方について解説します。タコ足配線とは、一つのコンセントに、コンセントタップや延長コードなどを複数接続し、多数の電気製品を使用することです。タコ足配線は、コンセントの定格電流を超えて電気を使用してしまう可能性があり、非常に危険です。コンセントには、使用できる電気の量に上限があります。これを定格電流といい、一般家庭のコンセントの定格電流は、15アンペアです。タコ足配線で多くの電気製品を同時に使用すると、定格電流を超えてしまい、コンセントや配線が過熱し、発火する恐れがあります。また、タコ足配線は、コンセントとプラグの接触不良を引き起こしやすくなります。複数のプラグを無理に差し込むことで、コンセント内部のバネが変形したり、プラグとの密着性が低下したりすることがあります。接触不良は、発熱や発火の原因となるだけでなく、コンセントの劣化を早め、抜けやすくなる原因にもなります。さらに、タコ足配線は、見た目も悪く、掃除もしにくいため、ホコリが溜まりやすくなります。ホコリが溜まると、トラッキング現象と呼ばれる現象が発生し、火災の原因となることがあります。これらの危険性を避けるためには、コンセントの正しい使い方を心がけることが大切です。まず、一つのコンセントで使用する電気製品の数を減らすようにしましょう。特に、消費電力の大きい電気製品(ドライヤー、電子レンジ、電気ストーブなど)は、できるだけ単独でコンセントを使用するようにしましょう。また、コンセントタップや延長コードを使用する場合は、定格電流を確認し、超えないように注意しましょう。コンセントタップや延長コードには、使用できる合計の電力量が表示されています。この表示を超えないように、電気製品を接続するようにしましょう。さらに、コンセントやプラグにホコリが溜まらないように、定期的に清掃するようにしましょう。掃除機でホコリを吸い取ったり、乾いた布で拭き取ったりするだけで、トラッキング現象の予防になります。コンセントの正しい使い方を心がけることで、火災などの事故を防ぎ、安全に電気を使用することができます。