「自分の愛車は、果たして、イモビライザーで守られているのだろうか」。特に、中古車を購入した場合や、少し前の年式の車に乗っている場合、そのセキュリティ性能は、気になるところです。イモビライザーは、外から見ただけでは、その存在を確認することが難しいですが、いくつかの簡単なチェックポイントで、その有無を、誰でも簡単に見分けることが可能です。まず、最も確実で、分かりやすいのが、メーターパネル内の「インジケーターランプ」を確認する方法です。車のエンジンを切って、キーを抜き、ドアをロックしてみてください。その後、メーターパネルや、ダッシュボードのどこかに、小さな「鍵のマーク」や、「車に鍵がかかっている様子のアイコン」、あるいは「SECURITY」という文字が、赤色などで、チカチカと「点滅」を始めれば、それは、あなたの車に、イモビライザーが搭載されており、現在、正常に警戒中であることを示しています。この点滅は、故障ではなく、むしろ、正常に機能している証拠です。次に、手元にある「車の鍵」そのものを、観察してみる、という方法もあります。キーの、プラスチックの持ち手（グリップ）部分が、不自然に分厚くなっていたり、あるいは、メーカーのロゴの近くに、小さなドットマークや、刻印があったりする場合、その内部に、イモビライザーのトランスポンダチップが、埋め込まれている可能性が高いです。また、車検証と合わせて保管されていることが多い、キーナンバーが記載された、金属の「キーナンバータグ」に、「・」や「＊」といった、特定の記号が刻印されている場合も、それが、イモビライザー搭載キーであることを示している場合があります。そして、最終的な確認方法として、自動車ディーラーに、車台番号を伝えて、問い合わせる、という手もあります。これであれば、メーカーのデータベースから、あなたの車の、正確な装備情報を、確実に、教えてもらうことができます。